2010年8月26日木曜日

雨上がり



あたしが育った熊本では普通だったいわゆるスコールのような激しい通り雨。
温暖化のお蔭様か、ここ東京でもたまに遭遇するようになった。

熊本の夏、天気予報をまったく無視して
稲光と生ぬるい風を合図に降り出す雨は、夕立と呼ぶには激しすぎるものだ。
一瞬で道路が川になりマンホールや側溝から水が溢れ
Tシャツとビーサンで雨に打たれながらゲラゲラ笑っていた小学生の俺がそこにいたはずだ。

昨日まで出かけていた北軽井沢で降った雨も
「山の天気は変わり易い」のレベルを超えて突然で激しくて
そして嘘のようにあがった。

カラリと晴れた空と緑の原っぱ。
熱くなってしまった地球とわれわれがこれからどこへ行くのか
悲しいほど無力なバツイチ子持ちの俺には皆目解らないわけだが
目の前の、昨日の雨に洗われた景色はとりあえず美しい。

はい、ちーず。

4 件のコメント:

  1. かっぱっぱ2010年8月27日 15:24

    わたし今車上生活じゃないですか。
    ほんとマイナスな考えに始終とらわれるんですけど
    ふっと住んでる公園の景色に救われるときがあります。
    貧乏は変わらないけど
    木々の名前と鳥の名前は分かるようになりました。
    朝、むくどりとスズメが餌を求めて徘徊し、
    その反対側で我が物顔で占拠するカラスども。
    湖にいけば
    餌付けされて定住してる白鳥たち。
    田んぼには詐欺が、いやサギが。
    この前銀杏が生ってるイチョウを見つけました。
    秋に収獲だ。と思ってたら
    向こう側に同じようにじっと見つめるおとっつあんが。
    「考えることは一緒か」
    早い者勝ちになりそうです。
    とある町の公園の駐車場で一泊した日
    同じ境遇らしい人たちが何台もの車の中に。
    中には子連れのおばちゃんまで。
    ちょっとしたボートピープルの気分でした。
    今のわたしは救われてない。
    幸せじゃないけど
    不幸せだからこそ
    見える世界があって
    皮肉なことに
    その世界を
    今、何気に楽しんでる自分が
    一人、この中にいます。

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  2. どんな親子なんでしようか。
    車上生活が長くなるようなら、子どもは行政に委ねたほうが・・・。
    子持ちの俺は、その子が気になってしょうがない。
    ストリート・チルドレンが現れたら、日本はもう終わりだと思う。
    子どもは国の宝だよ。
    明日どうなるかわからない不安のなかで子どもを育てるのは
    ほんとうに辛いだろう。胸が痛い。
    紙一重な気がする。


    かっぱっぱさん
    どんなときも「生きる」方向に向かうために
    何か光るものを見つけるのも
    生きるための才能だと、私も思います。
    それが生死を分けるんだろうね。
    その曇りのない目を大事にしてください。

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  3. 私のブログ読んでいただきありがとうございました。いただいたコメントの後にお返事を書いたのでよかったらまた読んで貰えると嬉しいです。

    長い間コメント入れてなくてすみません。ご心配おかけしました。

    きれいな景色!久しぶりにミケさんの顔が見れて嬉しいです!
    おとといだったか、奈良市は全国で3番目の気温でした。隣の大阪では最高気温どんどん更新中です。

    最近は夕立とはいえない雨の降り方で、雨だと思ったらゲリラ豪雨がほとんど!そしてまた晴れたら猛暑。これからどうなっていくんだろう…。

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  4. 長い目で見ると先行きが不安ですね。

    予定が詰まっていたり心配なことがあったりすると
    考えただけで何日も前から胃がキリキリしてしまう小心者のあたし・・・。
    長い間かかりましたが、「先のことを思い悩まない」
    と言う、あたしなりの「生きる技術」を学んで
    生きていくのが楽になった気がします。

    ゴミを仕分けするくらいしか地球に優しくできない。
    コレは地球規模の戦いだから
    ちっぽけなミトコンドリアみたいな個人が
    ジタバタしたって まあ しかたないよね
    と、このごろは思ってます。

    人類である以上、俺にも君にも人類としての責任は等しくあるわけで
    災いの豪雨も等しく降り注ぐのです。

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